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県のまとめによると新型コロナウイルスに関連し、県内10保健所や県医療政策室に設置した「帰国者・接触者相談センター」(症状がある人の受診などの相談)には、8日から23日までに計166件の相談が寄せられた。これ以外の一般相談(新型コロナウイルス感染症に関する疑問など)は計278件だった。胆江2市町を所管する奥州保健所(仲本光一所長)では24日までに一般相談含め計47件を受け付けた。同保健所によると、現時点で県内での症例は確認されていない。
東日本大震災から11日で8年。沿岸被災地の街並みは、がれきに埋め尽くされた当時を想像できないほどに生まれ変わり、人々は日常を取り戻したように映る。月日の流れは、目に見える復興を着実に進めた。だが一方で、5万人余りの被災者がいまだ避難生活を強いられている現実。「3・11」は続いている。大切な家族、住み慣れた古里の光景を失った痛みは決して消えることはない。発災時刻の午後2時46分、胆江地方でも追悼のサイレンが鳴り響く。心静かに被災地へ思いを重ねたい。教訓を風化させず、あすへ寄り添うために。
ゴールデンウイークに突入した29日、水沢区に本格的な春の到来を告げる伝統の祭典「日高火防祭(ひぶせまつり)」の本祭が水沢市街地で繰り広げられた。かわいらしい“お人形さん”が登場する絢爛豪華なはやし屋台が目抜き通りを巡行し、笛や太鼓、三味線のみやびやかな音色を響かせた。地元厄年連も創作演舞で躍動し、古里に活気を呼び込んだ。