市は今月4日から8日間、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県に職員1人を派遣する。岩手県や県内他市町村の職員と共に、能登町で住宅被害認定調査に当たる。1日、市役所本庁で出発式が行われ、倉成淳市長や担当部課長らが職員を激励した。
市主催の「2023おうしゅう地域産業交流会」はこのほど、プラザイン水沢で開かれた。関係機関による支援施策の説明などが行われ、地元企業が情報を共有。江刺にラボを構える研究開発型スタートアップ企業(株)ファーメンステーション(本社東京都)代表取締役の酒井里奈さんが特別講演し、奥州から世界へ広がるビジネスの可能性について話した。
地元奥州の銘菓で被災者を元気付けたいーー。県菓子工業組合奥州支部(菊地清支部長)と水沢菓子組合(高橋一隆組合長)は30日、能登半島地震の被災者が避難している石川県小松市内に菓子を送った。水沢吉小路の(有)銘菓処高千代で梱包作業が行われ、組合員事業所から寄せられたせんべいやようかん、焼き菓子などの和・洋菓子約10種類300個以上を箱に詰め込んだ。荷物は2月1日に現地に届き、同3ー4日の2日間で避難所で配布される予定だ。
舞台「口伝(くでん)の劇場 あなたはわたしの物語Vol・3ー語り継がずにはいられない文秀堂七代目の物語ー」(アーツライブいわて実行委員会、NPO法人いわてアートサポートセンター、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会主催)が28日、水沢佐倉河の市文化会館(Zホール)で上演された。舞台に立った高校生らは声高らかに熱演し、観客らを魅了した。
金ケ崎町の第36回おらが村の永岡蘇民祭(同祭実行委員会主催)の本祭は28日、同町の永沢土地改良区駐車場で行われた。呼び物の蘇民袋争奪戦が4年ぶりに再開。裸男たちが激しい肉弾戦を繰り広げ、荒々しい儀礼を通じて地域の安寧や五穀豊穣に祈りを込めた。同町永栄出身で盛岡市在住の会社員工藤政好さん(40)が争奪戦を制し、3度目の取り主に輝いた。