胆江地区の複数の小学校で11日、田植え体験学習が繰り広げられた。農林水産業について学ぶ社会科の授業を踏まえながら、総合的な学習の時間として地域の協力を得ながら稲作体験を実施している学校が多い同地区。学校によっては、国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)に対する理解や関心を深める要素も取り入れている。
江刺豊田町のパン工房「くろしぇっと」店主の鈴木希さん(34)は、水沢花園町の飲食店「ROYALジャマイ館」を営む石川悦哉さん(56)と共同で開発してきた「恋するカレーパン」シリーズの第3弾「りんごの告白」を商品化した。市内の酒造会社やリンゴ農家などから5人が協力。地元産のリンゴや酒粕を生かした自慢のコラボ商品で、12日から「くろしぇっと」など3店舗で販売する。シリーズの前作までは、カレーパングランプリ(日本カレーパン協会主催)で部門金賞を連続受賞しており、今回は最上位の「最高金賞」を目指す。
水沢星ガ丘町の国立天文台水沢VLBI観測所(本間希樹所長)が運用する「天文広域精測望遠鏡(VERA)」の水沢局に、ブラックホール(BH)の高精度観測などを目的とした新しい受信機が搭載された。12日に韓国の電波望遠鏡と連動させた試験観測を実施。性能を検証し、早ければ来年度から地球規模の電波望遠鏡観測ネットワーク「GMVA(グローバルミリ波VLBI観測網)」に加わり、BHの動画撮影などを目指す。
同観測所の秦和弘助教や本間所長、同観測所で研究活動している東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ(株)東北事業所=江刺岩谷堂=の田崎文得・シニアスペシャリストらは、地球から約5500万光年(1光年=約9・5兆キロ)離れたM87銀河の中心にある巨大ブラックホールを観測。BHに吸い込まれるガスの流れがつくり出す構造「降着円盤」の撮影に、世界で初めて成功した。
新型コロナウイルスの感染症法上の扱いが8日、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行した。日常生活や社会活動にさまざまな制約を与えていたルールや制度はほとんどなくなり、官公庁などではマスク着用を求める掲示物が取り外された。しかし、ウイルス自体が消滅したわけではないため、感染リスクの高い人たちが利用する医療機関や高齢者福祉施設ではマスク着用などの感染対策を継続する。今後は、直近の感染状況や場所・場面に応じた適切な自主判断が各自に求められる。
低出生体重児を育てる保護者団体リトルベビーサークルいわて「めんこいわらしっこ」(浅利美咲代表、メンバー17人)は7日、金ケ崎町六原のシェア店舗LifeBASEで開かれた「イゴオミマルシェ」に出展した。ミニ展示と無料ドリンク配布で、サークルの活動などをPR。1人でも多くの人がリトルベビーについて知るきっかけとし、助け合える社会につながっていくことを願った。