水沢佐倉河のめんこい美術館で、親子展が開かれている。水沢太日通りの後藤尋子さん(56)が、自身が描いた絵画に加え、母が手がけた書や妹が制作した工芸品、亡き父の描き残した油絵など約100点を展示。家族4人の異なる作品世界が、来場者の目を楽しませている。14日まで。火曜休館。
第23回奥州前沢劇場「えぞにしき〜菅江真澄 旅の記憶〜」は4日、前沢七日町裏の前沢ふれあいセンターで上演された。新型コロナウイルス禍で公演がかなわなかった演目を、ついにお披露目。江戸時代の歌人菅江真澄(本名=白井秀雄)が、歌人仲間や地域住民と育んだ愛と友情の物語が来場者の胸を熱くさせた。
NPO法人イーハトーブ宇宙実践センター理事長で、国立天文台OBの大江昌嗣さん(83)=水沢川端=は3日、後藤寿庵顕彰会設立10周年記念行事で講演。寿庵が指揮を執り開削した農業用水路「寿安堰」に用いられた高度な土木技術について解説した。特殊な地形の扇状地に水を安定供給するため、高度で緻密な手法や考え方が用いられたと推測。大江さん自ら、地元高校生の協力を得て分析した研究成果を示し「先人たちの偉業に敬意を表したい」と語った。
3日は「節分」。「鬼は外、福は内」と威勢よく邪気を払い、明るく幸せな一年に願いを込める。胆江地方の幼保施設では、豆まきや節分の由来を伝える行事が行われ、子どもたちが日本の伝統文化に親しんでいる。
衣川古戸の市立認定こども園あゆみ園(佐藤裕子園長、園児72人)は2日、恒例の豆まき会を開催。園児たちが手作りの鬼の面を着け、歓声を上げて楽しんだ。
市は今月4日から8日間、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県に職員1人を派遣する。岩手県や県内他市町村の職員と共に、能登町で住宅被害認定調査に当たる。1日、市役所本庁で出発式が行われ、倉成淳市長や担当部課長らが職員を激励した。