市立衣川中学校(八重畑亘校長、生徒75人)の2年生28人は、地元施設の調査と整備による「地域再生プロジェクト」の具体化を図っている。26日に同校で開いた第1回プロジェクト協議会では、学校近くの3施設の充実を目指し、景観や利便性、魅力の向上を図る計画を発表。新年度には後輩たちを加えて全校生徒でプロジェクトに取り組んでいこうと、入念な準備を進めている。
水沢羽田町のJR水沢江刺駅構内・南岩手交流プラザで26日、「大河ドラマ『光る君へ』展」がスタートする。番組紹介パネルや衣装、小道具、出演者全身パネル、サイン色紙などを展示。歴史公園えさし藤原の郷でロケが行われた同ドラマを盛り上げ、市内外にアピールする。5月26日まで。
第30回「城下町水沢のひな人形展」(市教育委員会、市武家住宅資料館主催)が24日、水沢吉小路の同館(千田良和館長)で始まった。市民9人から寄贈されたくくり雛や花巻人形、芥子雛、雛道具など193点が華やかに並び、会場に一足早い「春」を届けている。3月10日まで。入館無料。
大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(29)が卒業した市立水沢南中学校(千田裕子校長、生徒574人)に、「大谷選手応援コーナー」が開設されている。大舞台で活躍する先輩の偉業を間近に感じ、在校生の奮起につなげようと、同校PTA(佐藤仁会長)が企画した。23日には、同校卒業生が営む地元企業が大谷選手のサインが入った「MLBオールスター2022」のユニホームを寄贈。展示内容がますます充実され、生徒たちに夢と希望を与えている。
看護師を乗せた車両が患者宅を訪れ、衣川診療所の医師がオンラインで診察する市遠隔診療車の出発式は22日、衣川保健福祉センターで行われた。関係者や地域住民が集まり、1年がかりで実現にこぎ着けたモバイルクリニック(遠隔診療)のスタートを喜んだ。同診療所の近藤克幸所長(58)は「課題を洗い出し他地域でも活用しながら、市が全国の先進地になれれば」と力を込めた。